太陽フレアと宇宙線
情報通信研究機構によりますと、5月8日から10日午後4時ごろまでに「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面での爆発現象の中でも最大クラスに分類される巨大な爆発が6回にわたって発生しました。さらに、11日午前10時半ごろ、これまでで最も規模の大きい新たな「太陽フレア」の発生が確認されました。大規模な「太陽フレア」が72時間で7回発生したのは観測史上初めてだということです。
この「太陽フレア」によって、陽子などの電気を帯びた粒子が大量に放出されていて、地球の磁場が乱れる「磁気嵐」が発生し、日本でも北海道などで「オーロラ」とみられる現象が確認されたということです。
当館にある「霧箱」でも、「太陽フレア」によって、通常より多くの宇宙線を観測することができました。
太陽フレアのピークは2025年と試算されています。
来年はさらに多くの宇宙線を観測できるかもしれません。
当館の「霧箱」でリアルタイムに宇宙線を観測してはいかがでしょうか。
出典:国立研究開発法人情報通信研究機構,宇宙天気予報